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4月前半のM&A IRニュースまとめ|上場企業の最新買収・出資動向をチェック

本コラムでは、今注目されているM&A(企業買収・資本提携)ニュースを厳選し、上場企業を中心とした最新の動向をお届けします。業界再編の背景や各社の成長戦略を読み解くことで、今後のビジネストレンドを先取りしましょう。

 

ひらまつ、渋谷のサルディーニャ料理レストラン「タロス」運営会社を買収へ

株式会社ひらまつ(東証スタンダード)は4月1日、同社の連結子会社である株式会社HRMIを通じて、東京・渋谷でイタリア・サルディーニャ料理レストラン「Tharros(タロス)」を運営する株式会社UNIVERSOの全株式を取得し、孫会社化する契約を締結したと発表しました。

今回の株式取得は、ひらまつが推進する「中期経営計画2030」において掲げられた、M&Aを活用した事業ポートフォリオ拡張戦略の第1号案件となります。「タロス」はサルディーニャ料理という独自性の高いコンセプトや文化、ストーリー性を伴ったブランドとして評価されており、ひらまつはグループのブランド拡充に加え、今後の多店舗展開や関連事業への発展を見込んでいます。

 

スマサポ、T&Cテクノロジーズから自治体向けソリューション事業を譲受

株式会社スマサポ(東証グロース)は4月1日、T&Cテクノロジーズ株式会社が運営する自治体向けソリューション事業を譲り受ける事業譲渡契約を締結したと発表しました。なお、契約締結日は2026年3月19日となります。

スマサポはこれまで、不動産管理会社と入居者をつなぐ入居者アプリ「totono(トトノ)」を全国展開し、日々の暮らしに寄り添うコミュニケーションサービスを提供してきました。一方のT&C社は、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用して自治体と住民のやり取りを最適化する、公共分野に特化したソリューション技術と豊富な導入実績を有しています。

今回の事業譲受は、スマサポが培ってきた不動産領域の基盤と、T&C社の公共領域における専門性を掛け合わせることを目的としています。スマサポの藤井裕介代表取締役副社長は、T&C社が持つ防災情報やゴミ捨てといった日常生活に密着した情報発信機能と、「totono」の40万件を超えるダウンロード実績を融合させることで、イノベーションを加速し、市場シェアの拡大と顧客価値の最大化に貢献していくと述べています。

 

ビジョン、フリープラスの訪日旅行事業を譲受しインバウンド強化へ

株式会社ビジョン(東証プライム)は4月8日、株式会社フリープラスの訪日旅行サービス手配事業を、新設した子会社(新・株式会社フリープラス)を通じて譲り受けたと発表しました。

本件は、ビジョンが新たな成長の柱に掲げるインバウンド事業の強化を目的としています。売上約9億円の実績や強固な海外旅行代理店網、多国籍な専門人材を引き継ぐことで集客力と運営体制を拡充します。今後は、ビジョン主力の訪日外国人向けWi-Fi「NINJA WiFi」やeSIMを旅行商品とあわせて海外代理店へ提案し、通信と旅行の強力な相乗効果を創出していく方針です。

 

スギホールディングス、セキ薬品を連結子会社化へ 取得時期を2030年から大幅前倒し

スギホールディングス株式会社(東証プライム・名証プレミア)は4月9日、埼玉県を中心に調剤併設型ドラッグストアを展開する株式会社セキ薬品の株式を追加取得し、連結子会社化する契約を締結したと発表しました。独占禁止法の手続きを経たうえで、2026年9月1日に株式譲渡が実行される予定です。

スギホールディングスは2025年9月にセキ薬品を持分法適用関連会社としており、当初は2030年6月を目途に株式の追加取得を予定していました。しかし、この半年間の連携を通じて両社の企業文化の親和性が高く、人材交流やノウハウ共有が想定以上のスピードで進展したことから、取得時期の大幅な前倒しに合意しました。

今回の取引により、スギホールディングスの議決権所有割合は現在の49.0%から51.0%へと引き上げられます。経営体制の一体化による意思決定の迅速化に加え、DXシステムや物流網の最適化、ドミナントエリアにおける店舗網の拡充を進めることで、変化の激しい業界内での競争優位性をさらに高めていく方針です。

 

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