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ゴルフと富裕層――変わらぬ魅力と、新たな価値

ゴルフと富裕層

「ゴルフと富裕層」はしばしばセットで語られます。日本では約1,000万人のゴルファーが存在し、ゴルフ場数は約2,450ヶ所。世界でも有数の規模を誇ります。

1980年代のバブル期には、ゴルフ会員権が数百万円で取引されることもあり、これはゴルフがステータスや資産として認識されていた証拠です。現在も高級クラブの入会金・年会費は数十万~数百万円と高額で、富裕層にとっては“ステータスの証”となっています。

 

ゴルフは単なるスポーツ以上の価値を持つ

ゴルフは単なるスポーツに留まるものではありません。ビジネスの場における社交、交渉、接待の舞台としての役割も大きく、人間関係が希薄化する現代でも、ゴルフは依然として関係性を深めるための重要な機会となっています。

体験(エクスペリエンス)を重視する人が増える中、注目されているのが「ゴルフツーリズム」の動きです。
日本でも、ゴルフツーリズム市場は数千億円ポテンシャルがあると言われ、海外からの富裕層訪日ゴルファーの増加が追い風となっています。

この様な背景もあり、ロボットカートや急勾配用エスカレーターなど、利用者の快適さを追求した設備を導入し、まさに“非日常”を実現するゴルフ場が増えてきています。

 

ゴルフ業界の課題とこれから

一方で、2025年問題はゴルフ業界にも大きな影響を与えています。団塊世代の高齢化を背景とした、ゴルフ場の顧客減・経営不安が懸念されています。

この中で富裕層は、会員権購入や高額プレーへの参加によってゴルフ場の収益を支えています。また、インバウンド富裕層との親和性が高く、ゴルフツーリズムの牽引役として、地域ゴルフ場の活性化に寄与する存在として注目されています。
また、スポーツ振興や社会貢献を目的とした活動に関与する人々も多く存在し、スポンサーや支援者としての役割が光っています。

 

まとめ

・日本では富裕層が、ゴルフの市場規模や社会的価値に大きなインパクトを与えています。

・ゴルフは富裕層にとって、ステータス・ネットワーキング・エクスペリエンスの場となっています。

・ゴルフツーリズムや社会貢献活動を通じて、富裕層は日本のゴルフ文化や地場産業の維持にも貢献しています。

 

この様にゴルフは、単なるスポーツ以上の意味を持つ文化であり、その魅力は「ステータス」「体験価値」「社会貢献」の三本柱によって支えられています。

 

 

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